【ふとんやのスヤスヤ日記】2019.09.10
読書の秋到来
おやすみ前にオススメしたい小説をご紹介します
今日は木皿泉さんの
「昨夜のカレー、明日のパン」です。
物語の主人公は会社員・テツコ
夫である一樹は若くして病で死別する。
その後も、義父である連太郎(通称:ギフ)とともに
暮らしています。
一樹の死を受け入れきれない2人、
そして周りの人々。
そんな彼らの日常を描いた作品です
木皿泉というお名前はドラマ作家をされている
ご夫婦のペンネーム。
野ブタをプロデュース や Q10 、 すいか といった
大人気ドラマを数々手がけられています。
本作ではだれにとっても親しみをもてる日常が
描かれています。
だからかどんな読者であれ示唆的な表現や
心にチクリときくセリフが数多く、
どんどん引き込まれます
文字だけ風景描写が頭の中で映像化されるのは
ドラマ作家さんだからでしょうか??
自分の日常にうんざりした夜、
おやすみ前に手に取っていただければ
きっと嫌なこともスーッとどこか
に行ってしまうでしょう
ご夫婦 1つの作品 描く それって
おなじ感性の方向性 もっていないと できないこと
素敵なご夫婦なんだろうなぁ

この記事へのコメントはありません。